アーユルヴェーダというものに惹かれてからもう何年経つでしょうか、、、
まだまだ解らないことばかり。
これからも新しい発見をしてはキラキラ!ドキドキ!!の毎日でしょう♪

そんなアーユルヴェーダでは、心・体・魂が幸福(これがアーユルヴェーダでいうところの『健康』)でいる為に、毎日の食生活がとても重要とされています。

そこで、料理嫌いな私ではありますがもっと沢山の人にアーユルヴェーダを知ってもらうべく、作ってみた“ちょっぴりアーユルヴェーダっぽい料理”?!を、載せていこうと思います(笑)。後々自分でも振り返ることができますので。

又、写真のセンスはありません。

ご了承下さいませ…   。
その時々の自分や家族の体調に合わせ、ちょこっとスパイスを取り入れたり食材を考えたりというかなりゆるい感じです。

アーユルヴェーダを知らなくても、そのときの旬のものを頂くこと。

これだけでもいいと思います。

色々なことやものが便利になった世の中ですが、この季節にないはずのものがあることってどうなんだろう?!って、たまに怖くなることもあります。その反面喜ぶ自分もいるのですから人間って勝手だなと思います。

自然の中で生かされていることは忘れてはいけませんね。

今後はスパイスについてなどもゆるりと更新して行こうと思います。

 

我が家は勿論、みんな体質が違います。
今は日頃から馴染んでいる和洋中のレシピの中に一品だけ紛れ込ませたり、スパイスを使うときはいつもとはちょっと違う?!と感じるくらいのスパイス加減を心がけています。アーユルヴェーダでは、愛情のこもった料理・食事には「オージャス」が高いと言われています。

「オージャス」とはいのちの源の生命エネルギーや質のことで、体内の消化力や代謝力が高まることで生まれます(免疫力)。
そして食べる側はながら食べをせず、食事を十分に味わい感謝して頂くことで更に良くなるのですが…

我が家は大体テレビがついており、なかなかそうはいきません(T-T)。

 

程々に、良い意味での適当さ加減で作っています。

それに、あまり神経質にならなくてもその時その時何が必要かということは、ちゃんと身体が教えてくれるんです。

その声を聴きとれるような心と体でいられるよう心掛けることが大切だと思います。

 

こうして食べ物の写真を載せているとお料理好き、上手なように思われるようですが、

料理は苦手です(2回目!!)。

 

 

 

ドーナツ

 

〇材料

薄力粉 ベーキングパウダー 塩 きび砂糖 卵 バニラエッセンス 豆乳 ギー

揚げ油 粉砂糖 カルダモン シナモン

 

粉類を全て混ぜておく。

卵、きび砂糖、牛乳、バニラエッセンスを混ぜ、そこへ粉類も入れ混ぜ合わせる。

生地がまとまったらギーを入れ更に混ぜる(ギーが固まっていたら溶かしてからね)。

冷蔵庫で一時間程休ませる(生地がとってもゆるいです)。

休ませたら揚げ油を熱し、生地に少し薄力粉をふって好みの量でとり、そのまま油の中へ。

色よく揚がったらカルダモン、シナモン入りの粉砂糖をかけて出来上がり。

このレシピは栗原はるみ先生のレシピをちょっと変えてみたものです。

本当はギーが溶かしバター、きび砂糖が砂糖、豆乳が牛乳で、カルダモンとシナモンは

入っていません。

混ぜて寝かせて揚げるだけ♪という私好みのレシピ!そして次女が大好きなドーナツです。

但し、シナモンをかけたら食べなくなってしまうので、私の分だけ取り分けてから

スパイスをふりました、、、。

薄力粉を米粉や全粒粉でなどにする方がいいかなと思いますが(笑)。

どうしても甘いものが食べたくなってしまう私。

未だに満足出来る低カロリーおやつに巡り合えない為、時間ができたときに試作しています。まー、私のこの食欲の原因は生活習慣、食習慣、思考やストレス等でしょうが、

いい加減下半身が危険で、早々に手を打たねばならない。

1日2食にしようと思うのですが、意志が弱い私はいつも挫折してしまいます。

言うまでもなく重い質のドーナツ。

シナモンの消化促進、血糖値上昇抑制効果、カルダモンのストレス緩和効果頼みでございます(笑)。

 

 

 

大好きなパンたち (米粉パン)

 

〇チーズトースト ターメリックと黒こしょうをかけて

〇トースト ギーを薄く塗り、これまた少~しきび砂糖かけてシナモンふりふり

 

どうしても甘いもの、重いものを好んで食べてしまう、、、

でもちょっと出来ることをする。

数年前まではいつもマーガリンでしたね。
今はギーかバターを塗っています。でも油ですからなるべく少量。

アーユルヴェーダやってる人でこんなパンあげてる人きっといないだろうな、、、(笑)。

基本『出来るときに出来る範囲でちょっとだけでも取り入れる』ことを心がけているので

その辺は人それぞれかと。

 

ターメリックは血液浄化作用に消化力を高める作用もある。

黒こしょう(こしょう)は乳製品の消化を促す(チーズ食べたからね)。

※でも多量摂取はイライラのもと

シナモンも消化力を高めるスパイス。そして私の大好きなスパイス♪

カパを抑える作用もあります。

甘いものフリフリし過ぎですね。

きゅうりとかにかまのマヨネーズ和え

 

〇材料

きゅうり かにかま 岩塩 黒こしょう わさび マヨネーズ フェヌグリーク

 

きゅうりは千切りにして塩もみする。

かにかまは割いておく。

ボウルにマヨネーズとわさびを入れ、丁度良い味加減になるよう混ぜておく。

そこへギュッと絞ったきゅうりとかにかまを入れる。

岩塩、黒こしょう、フェヌグリークを入れ、混ぜたら出来上がり。

我が家にはマヨラーがいるのでマヨネーズの和え物は結構しますが、たまーにわさび風味にすると味が引きしまりこってりマヨも爽やかな感じが出ていいですよね。

消化力増強、強壮の他、血糖・コレステロール低下の働きがあるフェヌグリーク。

古くから使われていたようですよ。

 

 

茄子とピーマンのギー炒め


〇材料

茄子 ピーマン 玉ねぎ ギー 岩塩 黒こしょう 醤油 ナンプラー ターメリック


茄子は縦半分に切ったものを更に薄くスライス。ピーマン、玉ねぎも細めにスライス。

フライパンにギーを熱し、野菜を入れて蓋をして蒸し焼き状態にする。

茄子がしんなりしたら岩塩と黒こしょう、ターメリックを入れ、仕上げに醤油と

ナンプラーを少し回しかける。

味見の段階でスパイスが入ったものにちょっと違和感を感じるときや、何となく物足りないとき、醤油がいい仕事をしてくれるように思います。

茄子は消化に時間がかかるので生姜も入れた方がいいかなーと思いましたが、ターメリック
を入れたので今回はなしで。

この判断、どうなんでしょ~?!



豚こまと野菜の生姜焼き風


〇材料

豚こま切れ肉 セロリ アスパラガス 人参 醤油 みりん 酒
おろし生姜 おろしにんにく 山椒 クミン


ボウルに調味料とスパイスを全て入れ混ぜる。

小口切りにしたセロリと豚こま、千切りにした人参も入れて揉み込んだ後、少し置く。

アスパラガスは茹でてスライスしておく。

フライパンを温め、漬け汁ごと入れて炒める。

火が通ったら取り出し、アスパラガスを加えて軽く混ぜて出来上がり。

肉は『アーマ』と言われる毒素を発生しやすいのであまり使いたくないとは思いますが、

食べ盛りの娘が二人おりますし、家族全員ベジタリアンにはなれそうにはないので、

アーユルヴェーちっくと言えども肉も魚も使います。

子供たちが苦手なセロリ。

生姜焼きっぽい味で肉と一緒なら食べやすいかなーと入れてみました。

アスパラガスは長女は嫌いで次女は好き。存在感を控えめに小さめに切りました。

人参は千切り、と野菜の切り方が何だがバラバラ、、、。

末娘の怪獣は、何故か人参は千切りでないと食べないものでこうなりました(笑)。

生姜、山椒、クミンは消化促進。

にんにく等のねぎ類はよく火を通しましょう。




里芋の生姜煮

 

〇材料

里芋 生姜 だし昆布 岩塩 水

 

里芋の皮をむき、塩を揉み込みぬめりが出てきたらきれいに洗い流す。

里芋を鍋に入れ、ひたひたの水とだし昆布、岩塩、生姜の千切りを入れて火にかける。

沸騰してきたら昆布をとり、アクが出てきたら取り除く。

あとはグツグツとお芋が柔らかくなるまで煮るだけ。

 

生姜は効き過ぎてしまうと家族に食べてもらえなくなりそうだったので、ほんのり香るくらいの量にしました。いつも里芋があると醤油ベースの煮っころがしか、このレシピのような塩で煮るかのどちらかにすることが多いのですが、今日は生姜を効かせてみました。

里芋はねばねば食品で根菜。カパを上げてしまいます。

我が家はカパとヴァータ増の家族。
里芋はヴァータには良いのですが、消化力が弱いので沢山食べないでね。
いつも家族全員のことを考えるとどれかに偏り気味になるので、なるべく食材と調味料、スパイスでバランスをとるように考えています。主役の里芋がカパを上げますが、生姜と岩塩でカパを落ち着かせようとしております。

いかがなものでしょうか…。

きんぴら組と玉ねぎのサブジ


〇材料

ごぼう 人参 玉ねぎ ギー ターメリック 昆布だし 醤油 酒 きび砂糖 白いりごま


千切りにしたごぼうと人参、スライスした玉ねぎをギーで炒める。

少ししんなりしたら昆布だし、きび砂糖、酒、醤油を入れ、煮汁が少なくなり味が滲みたら

ごまをかけて出来上がり。


きんぴらごぼうをもうちょっと柔らかい味にしようと思い、唐辛子をやめて玉ねぎを

仲間に入れ炒め煮にしてみました。

いつものきんぴらごぼうとは一味違い、噛んだときの玉ねぎの甘さと昆布だしのせいか

優しいきんぴらごぼうに…?!

根菜は体を温めてくれますが消化しにくいので、油を使いしっかり温める調理法の方がよいようです。ごぼうも人参も安定させてくれる野菜ですが、玉ねぎなど生のねぎ達はピッタを乱してしまいますので、ピッタの乱れがある方は特に生食は避けた方がよいですね。

ターメリックはピッタとカパを整え血液をきれいにします。





かぶとブロッコリーのギー炒め

 

〇材料

かぶ ブロッコリー ギー クミン コリアンダー 岩塩 黒こしょう

 

ブロッコリーを軽く茹でておき、かぶは半月切りにする。

フライパンでギーを熱し、かぶを半透明になるまで炒める。

ブロッコリーも入れてギーが馴染んできたら、クミン、コリアンダー、岩塩、黒こしょうで味を整える。

 

かぶを買うと煮物か漬物が殆どでしたが、今回は炒め物にしてみました。

かぶの甘さとギーのコク。そしてスパイスが効いています。

かぶは秋に乱れやすいピッタを整えてくれるそうです。クミンはヴァータとカパ、コリアンダーはピッタとカパを整えてくれ、どちらも消化を促す効果があります。



小松菜と乾物の和え物

 

〇材料

小松菜 切り干し大根 ひじき ごま めんつゆ 柚子こしょう、生姜汁

 

乾物は水に浸けて戻す。

白ごまはすっておく。

小松菜と戻した乾物を茹で、ざるにあけ冷ます。

水気をきったら調味料と共にボウルに入れて和え、皿に盛ったらすりごまをかけ

出来上がり。

 

乾物を煮物にする時間もないときにどうぞ(笑)。

カルシウムと鉄分強化おかずですかね。

 

 

 

 

             ギーの作り方

 

〇材料

無塩バター

 

無塩バターを鍋に入れ中火にかける。

暫くするとバターが溶け出し表面に白いクリームが浮いてくるので、

根気よくすくい取り続ける。

油がきれいに透明になり、鍋底が少し焦げ付き出したら火を止める。

油が冷めたらガーゼで何度か濾し、ガラス瓶に移す。

 

 

ギーは無塩バターからとれる純粋な油。

アーユルヴェーダのどの体質にも適し、最も毒素になりにくく、滋養が高くて

生命エネルギーに満ちていると言われています。

初めてギーを手作りしたとき、きれいな色になっていくのを見ながら『純粋』という

ことについて考えてしまいました。

今もギーを作っているときは『こういうことなんだろうな~』と勝手に納得してみたり、

気づきがあったりします。

味はとてもコクがあり美味しいです。

サラダ油と比べると金銭的に問題ありですが、大体いつも使う油をギーに変えるだけでも

違うはず!と思い手作りしています。

寒くなると固まりますが、保存は常温でOKです。

※カパ体質の方はギーとはいえ摂り過ぎに注意して下さい。

『油』ですからね…。

カパの方は体を温めてくれるひまわり油を使ってみたり、ギーを使うならコリアンダー、

クミン、ターメリック、フェヌグリーク等と一緒に摂るとコレステロールが上がらないようですよ。